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Diboty(ディボティ):ムカラバの人と自然を支援する会

Diboty(ディボティ)のウェブサイトへようこそ。アフリカ、ガボン共和国南 部のムカラバ国立公園に暮らすゴリラ・チンパンジーをはじめとする動植物と、 国立公園周辺に住む人々の生活を支援する活動をしています。

Table of Contents

News & Updates

共同プランテーション計画に拠出(2011年9月)
ドゥサラの地域住民で構成する国立公 園管理地方組合が、村の福利厚生の向上のための資金調達の手段とし て、ヤムイモとサトウキビの共同プランテーションを拓く計画をたて ています。畑の伐開に必要な山刀等の農機具と苗木の購入のために GRASP-Japan の資金から40万CFA(約18万円)を拠出しました。
ドゥサラの子どもたちに学用品を寄付(2011年9月)
新学期を控えて、ドゥ サラ村の小学校に通う子どもたちに学用品を寄付しました。ガボンで は、家庭で用意すべき学用品(ノート、コンパス、石盤、チョークな ど)が政令で定められています。購入にはGRASP-Japan の資金を活用 しました。
SAGA13で募金活動(2010年11月13〜14日)
麻布大学および横浜どうぶつ園 ズーラシアで開催されたサガ(アジア・アフリカに生 きる大型類人猿を支援する集い)の第13会大会 (SAGA13)の会場にブースを出展し、募金活動を行い、 13,266円のご支援をいただきました。募金のお礼のグッ ズ製作の実費を除き、現地での活動に役立てます。ご 協力くださった皆様、ありがとうございました。

Dibotyの活動地域

ゴリラとチンパンジーが共存するアフリカの熱帯林

アフリカ大型類人猿の分布図

アフリカ大型類人猿の分布

ゴリラやチンパンジーなど、アフリカ大型類人猿は、霊長類の中でわ たした ちヒトに 最も近縁な生物です。かれらはアフリカの赤道付近に 分布域を大幅に重ならせて生息しています。

とりわけ、ガボン、カメルーン、コンゴ共和国、中央アフリカ共和国、 赤道ギ ニアといったアフリカ中西部の熱帯森林には、ゴリラとチンパン ジーが同じ森を平和的にわけあって暮らしており、時にはお互いが出会 うこともあります。

ムカラバドゥドゥ国立公園

ムカラバドゥドゥ国立公園の場所

ムカラバドゥドゥ国立公園

ムカラバドゥドゥ国立公園 (Parc National de la Moukalaba-Doudou) は、赤道直下の国、ガボン共和国の南西部に位置します。森林とサバン ナが複雑に入り組んだ植生は高い多様性を示し、森林性、サバンナ性の 動物の両方が高い密度で生息しています。なかでも、ゴリラ、チンパン ジーは世界有数の密度で暮らしています。

ムカラバの動植物

木に登り果実を食べるニシゴリラ

樹上のシルバーバックの写真

樹上で果実を食べるシルバーバック

ムカラバに住んでいるのはニシゴリラ(Gorilla gorilla gorilla)です。ヒ ガシゴリラと異なり、ニシゴリラは草や葉っぱだけではなくかなりの量 の果実を食べます。そのためかれらは頻繁に木に登ります。メスや子ど もばかりでなく、シルバーバックのオスも樹上で長い時間を過ごします。

つかず離れず、森を分け合う類人猿

チンパンジーの写真

観察者を睨みつけるチンパンジー

チンパンジーには3つの亜種がありますが、ムカラバに暮らすツェゴチンパン ジー (Pan troglodytes troglodytes)は、チンパンジーのなかでもっとも知ら れていない亜種で、その生態にはまだまだ謎がたくさんあります。チンパンジー とゴリラは互いにつかず離れず遊動し、同じ森をわけあって共存しています。

グループ・ジャンティ

ゴリラの父子の写真

ゴリラの父子

京都大学の研究グループによる地道な努力の結果、グループ・ジャンティとい うゴリラの集団が人づけされました。総勢21頭の集団です。現在、将来のエコ ツーリズムのために別の集団やチンパンジーの人づけが進められています。

ムカラバの人と自然をとりまく問題

とぼしい生活基盤

小学校の教室の写真

学校の設備は不足している

かつてムカラバでは森林伐採が行われており、地域住民の多くは、伐採会社で 働くことで生計を維持していました。

ムカラバが保護区になり伐採がなくなったため、人々の収入源がなくなり、ま た伐採会社が提供していたさまざまな公共サービスも得られなくなりました。 ムカラバの人と自然が共存するには、保全と両立するエコツーリズムなどの代 替経済手段の開拓が不可欠です。

人と人とのつながりや伝統的自然観の変化

セレモニーの写真

セレモニーのようす

近年、市場経済や開発の進行にともない、アフリカの人々の生活様式は大きく かわり、その変化はムカラバ周辺の村々にも及びはじめています。伝統的なコ ミュニティの力が弱まるとともに、日常生活における自然とのかかわりも減少 しています。地域の人々の自然理解をサポートする活動が望まれます。

動物と人間の対立

国立公園の周辺地域では、ゾウやゴリラなどの大型動物による農作物の被害が 問題を引き起こしています。獣害は農作物への被害だけではなく動物や保護活 動への悪感情の原因となるので、早急な解決が求められます。

Dibotyの活動

住民の生活支援・エコツーリズム支援

学用品の贈呈式の写真

学用品の贈呈式

地域の人々の生活を支えるため、不足しがちな医薬品や子どもの学用品の支援 を行います。また、国立公園局やWWFなどが推進するエコツーリズムから住民が 利益を得られるよう、工芸品の製作支援などを行います。

環境教育・エコミュージアム活動

野外上映会の写真

野外上映会

住民への環境教育の一環として、映像上映会やパンフレットの配布など啓発活 動を行うとともに、住民みずからがそうした活動に関わるよう支援します。

獣害対策

動物を傷つけずに農作物の被害をなくすため、見回り小屋の建設や防護柵の設 置を支援します。

Dibotyについて・ご支援のお願い

村の若者が描いたゴリラの絵

村の若者が描いたゴリラ

Diboty(ディボティ)とは、ムカラバ周辺に住む農耕民プヌの言葉で「やさしい」 という意味 の単語です。しばしば、「ありがとう」という意味で使われます。 わたしたち の暮らしを支える、アフリカ熱帯林の人と自然の 「やさしさ」に対して「あり がとう」という気持ちを込めて、わたしたちのグループ名にしました。

Dibotyの活動に賛同してくださる方のご支援をお願いいたします。ご寄付をく ださる方は、下記の銀行口座までお願いします。

  • 寄付金の振込先
    • 銀行口座:大垣共立銀行 各務原支店 普)922786
    • 口座名義:竹ノ下祐二(タケノシタユウジ)(個人名義ですがDibotyの専用口座です。)

また、活動のお手伝いをしてくださる方も募集しています。下記までご連絡ください。

  • Dibotyに関するお問合わせ、ご連絡先
    • 484-0081 岐阜県各務原市那加甥田町30−1
    • 中部学院大学 竹ノ下祐二
    • Tel. 058-375-3625(直通、Fax兼)375-3600(大学代表)
    • E-mail: dibotymoukalaba@gmail.com
    • URL: http://moukalaba.s75.xrea.com/diboty/

Author: Diboty

Date: 2011-09-08 14:58:57

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