2009年11月12日

SAGA12@北九州

あさって11月14日(土)〜15日(日)、第12回サガ・シンポジウム(SAGA12)が北九州大学および到津の森公園で開催される。

【1日目】 11月14日(土) 10:30-19:00 於 北九州市立大学 北方キャンパス 本館大講堂(A-101)
10:30-10:35 挨拶 竹川大介 (北九州市立大学)

 『特別講演会』 司会:伊谷原一( 京都大学野生動物研究センター)
10:40-11:20 キャロル・ソダーロ(ブルックフィールド動物園) 「動物園とオランウータンの保全」 ※英語発表。日本語スライド同時表示予定。
11:20-12:00 松沢哲郎( 京都大学霊長類研究所)「チンパンジーの心、人間の心」
12:00-13:00 昼食 / SAGA世話人会(本館2階 B-202)
13:00-13:40 古市剛史( 京都大学霊長類研究所)「ボノボ・メスたちの平和力」

13:40-14:10 『大型類人猿ビデオ上映』 ( 大阪芸術大学制作)

14:10-14:20 休憩 14:20-15:50

 『意見交換会:日本のチンパンジーの将来を考える』(本館2階 B-202) 司会:鵜殿俊史(チンパンジー・サンクチュアリ・宇土)

 『NPO/NGOブース展示』(本館1階 ロビー)

 『森人類カフェ』 (中庭スタードーム)

16:00-17:30 ポスターセッション(地下1階 学生ホール)

17:30-19:00 懇親会(地下1階 大学生協)

【2日目】 11月15日(日) 9:30-16:00 於 到津の森公園 管理棟3階 ほか
9:30-9:40 挨拶 岩野俊郎 (到津の森公園園長)

9:40-11:00 (管理棟3階) 『エンリッチメント大賞2009受賞者講演』 司会:落合知美(市民ZOOネットワーク)
旭川市旭山動物園「あざらし館のプール凍らせ作戦」
京都市動物園「チンパンジー舎」
長崎バイオパーク「水辺で暮らすカピバラのエンリッチメント」
その他、第1次審査を通過した全国の動物園のさまざまな取り組みについて紹介。

11:00-12:00 (管理棟3階) 『国際ゴリラ年記念講演』 山極寿一( 京都大学大学院) 「ゴリラの生き方に人間の由来をさぐる」

12:00-13:00 昼食 / SAGA世話人会(管理棟3階)

13:00-14:00 (森の音楽堂 雨天:管理棟3階) 『特別講演:変わる地方の動物園』 出口智久( 宮崎市フェニックス自然動物園園長) 本田公三( 熊本市動植物園副園長)

14:00-15:40 (森の音楽堂 雨天:管理棟3階) 『パネルディスカッション』
「 これからの動物園−動物たちに未来はあるか− 」
コーディネーター:岩野俊郎(到津の森公園 園長)
パネリスト:出口智久( 宮崎フェニックス自然動物園園長) 本田公三( 熊本市動植物園 副園長)中道正之( 大阪大学大学院人間科学研究科 教授)

16:00 閉会

アクセス等、詳細はサガのページにて。

ムカラバ関連グッズの販売します。

2009年10月23日

調査地のGISデータベース構築に挑戦

9月から開始したJICA/JSTの地球規模課題対応国際科学技術協力事業「野生生物と人間の共生を通じた熱帯林の生物多様性保全」では、主要な成果のひとつとして調査地であるムカラバ国立公園の生態系マップの作成というものがある。年明けから広域で動植物相の調査を開始する予定だが、そのデータも、地理情報としっかり関連づけてゆかねばならない。

そのために、センサスの計画デザインと、GISを含む生態データのデータベースの構築が、僕の年内の仕事になる。

今回、GISも含め、データベースはすべてオープンソースのソフトウェアを使用する方針だ。なぜなら、いずれそれはガボンのIRETに移管するからだ。高価なソフトウェアでデータベースを組んでしまっても、のちのち使えない。

今考えているのは、GRASS GIS + SQLite + R + MapServer という組み合わせだ。OSはUbuntuのサーバ版にしようかデスクトップ版にしようか思案中。とりあえず、サーバにするマシンの選定をしつつ、自分のノートPC上にテストシステムを構築してみる。随時経過をアップしてゆきたい。

2009年9月18日

帰国

8月14日に日本を出発して、ちょうど5週間目の昨日(9月17日)に帰国した。今回もダニにたくさんやられて、まだそこかしこに「顎」が残ってちくちくする。

以下に、簡単な日程のサマリを。

8/14夕、パリで京大院生のH君と合流。Annette & Marcel Hladick夫妻と面会。10月の来日のことなど相談する。おふたりともあいかわらずお話好きで、しかもおもしろい。

16日にリーブルビルへ移動。こないだ来日した熱帯生態学研究所のP君が彼女と一緒に空港に迎えにきてくれた。

JICAの調印式があることを到着してから知る。急遽、JICAのHさんにジャケットとネクタイを借りて出席。調印式の夜には大使館でレセプション。

大急ぎで買い物をして20日に出発。京大チームの車が故障中だったので、JICAの車を出してもらう。P君、H君と僕、それにJOCVのSさんというメンバー。Sさんはガボンの北のほうで幼児教育の支援を行っているという。子ども学科の僕としては奇遇だ。

21日、チバンガで買い物してドゥサラ入り。車の積載が少なかったため、チバンガ-ドゥサラ間を2往復しなくてはならなかった。買い物はH君、P君に任せて村で飲む。

22日、キャンプに移動。発電機は壊れている、テントはない、トラッカーたちがたくさん不満を抱えているなど、なかなかtoughな状況。まあでもそのほうが僕に合っているといえばあっている。

23日から踏査開始。初日はみんな一緒に歩き、GGと再開。Sさん感動。24日は徒歩で久しぶりに昔のキャンプを訪問。帰り道でチンプを見る。25日、JOCVのSさん帰る。

29日、R大のSさんが6年ぶりにキャンプに到着。一緒に仕事をするのは98年以来...10年ぶりだ。しかし、翌30日は大統領選挙のためすべてのトラッカーと一緒にドゥサラに出なくてはならなくなった。奇しくも日本の衆議院選挙の日だった。

大きな混乱もなく投票がおわったので翌31日にキャンプに戻る。村の宿泊は精神的に疲れる。

ラジオで選挙の結果を注視しつつ踏査。チンパンジーは、声はすれども姿が見えず。雨期は声を頼りに彼等を発見するのが容易だが、乾期は細かく離合集散をしており、移動中はかなり分散するらしく、「声のところ」まで行ってもなかなか見つけられなかった。

9月3日午後、恒例の「レユニオン」。トラッカーたちとの団体交渉だ。日本人の留守中にずいぶんいろいろ問題があったらしく、すべてのトラッカーの連盟の「連判状」をもらっており、toughなものになると予想されたが、「渾身の大演説」で誠意が通じたか、すんなり終わる。

4日から再び踏査。自分では楽に終わったと思っていたレユニオンだが、予想以上に精神的後遺症が残り、気持的にちょっとつらい日々となった。でも、チンプの遊動における雨期と乾期の違いがかなり明瞭にあるということがわかってよかった。

10日、村で「フェット」。こちらがヤギと米と酒を提供し、村がニワトリ、魚、マニオク、バナナを提供する恒例行事。ヤギの解体作業を完全撮影。久しぶりにいろんな村人とじっくり話すことができてよかった。

11日、踏査最終日。GGを追跡し、マワタとママノワールにチャージされるが、パパがマワタを諫めてくれて事なきを得る。って、そんなに危機的な状況じゃなかったけど。

12日、熱帯生態学研究所の運転手がJICAの車で迎えにきてくれた。フガムに一泊し、翌13日リーブルビル着。京大のYさん、I君と合流。日本人5人が大集合だ。午後、熱帯生態学研究所でJICAプロジェクトについて合同会議。そういえばYさんとアフリカで一緒になるのは98年以来だ。

14日、Yさん、I君、H君はフランスビルの医科学研究所へ移動。僕らはおみやげ買ったり、大使館にごあいさつに行ったり。

15日、JOCVのSさんにガボンの幼児教育の現状や支援の内容についてインタビュー。いちおう、子ども学科への手土産のつもりだが、果たして興味をもつ人がいるかどうか...。夜の便で出発し、翌16日の朝にパリに到着。空港でSさんと別れ、街で家族へのおみやげを買う。夕方出発し17日昼すぎに帰国。スーツケース破損。空港から直接大学へゆき、学科会議。

と、だいたいこんなであった。ここを見ている京大人類の人のために付記しておくと、H君、まだマンドリル見れてません。けど元気でやってます。彼ならきっといい仕事ができるでしょう。