調査地のGISデータベース構築に挑戦(2): データソース
作業にとりかかるまえに、まずは使用するデータソースを選定する。
調査データ: GPSの waypoint と track
最重要なのは、フィールドで実際に得るさまざまなデータだ。踏査ルート、トランセクト、動植物やその痕跡の観察地点、人間の痕跡の観察地点、その他のランドマークだ。これらは、基本的にGPSに記録された waypoint または track データだが、既存の紙の地図上に記入されたものもある。
衛星画像: ETM+ (Landsat 7)
データの視覚化と、将来の植生解析のために、衛星画像を用いる。最近は高解像度の衛星画像を購入可能なようだ。JICA/JSTの予算で購入予定だが、データベースの試験的構築にあたっては、無償で入手可能なものから試してゆく。当面使うのは、Landsat 7が撮影した ETM+ だ。USGS (United States Global Survey)のウェブサイトから無償でダウンロードできる。
標高データ: SRTM
ムカラバの地形図はない。利用可能なのは、スペースシャトル・エンデバーによるSRTM (Suttle Radar Topography Mission) によって得られた解像度約1km90mの標高ラスターデータである。ETM+同様、USGSのウェブサイトから無償でダウンロードできる。
植生図、エコリージョン
CARPE (Central Africa Regional Program for the Environment) が、コンゴ盆地周辺の自然保護や生態研究に有用なGISデータを無償公開している。これらも使わせてもらう。また、WWF-Gambaが1990年代おわりに作成したムカラバ周辺の水系、道、集落のデータと植生図のデータも手元にある。
その他
GeoCommunityなど、使えそうな地図データを公開しているサイトはほかにもある。また、紙の地図もある。これらは、おいおい必要に応じて追加してゆく。
次回は、それぞれのデータソースの詳細と入手方法を記す。
調査データ: GPSの waypoint と track
最重要なのは、フィールドで実際に得るさまざまなデータだ。踏査ルート、トランセクト、動植物やその痕跡の観察地点、人間の痕跡の観察地点、その他のランドマークだ。これらは、基本的にGPSに記録された waypoint または track データだが、既存の紙の地図上に記入されたものもある。
衛星画像: ETM+ (Landsat 7)
データの視覚化と、将来の植生解析のために、衛星画像を用いる。最近は高解像度の衛星画像を購入可能なようだ。JICA/JSTの予算で購入予定だが、データベースの試験的構築にあたっては、無償で入手可能なものから試してゆく。当面使うのは、Landsat 7が撮影した ETM+ だ。USGS (United States Global Survey)のウェブサイトから無償でダウンロードできる。
標高データ: SRTM
ムカラバの地形図はない。利用可能なのは、スペースシャトル・エンデバーによるSRTM (Suttle Radar Topography Mission) によって得られた解像度約
植生図、エコリージョン
その他
GeoCommunityなど、使えそうな地図データを公開しているサイトはほかにもある。また、紙の地図もある。これらは、おいおい必要に応じて追加してゆく。
次回は、それぞれのデータソースの詳細と入手方法を記す。