2008年5月29日

TICAD

横浜でTICADがはじまった。 ガボンのボンゴ大統領は「アフリカの長老」と呼ばれているんだって。日本に到着した時や、演説している映像がニュースで流れたが、どことなく強面な印象。ガボン国内のニュースに出るときや、選挙のポスターは、いつも満面の笑みなのでずいぶん違って見えた。

TICADに関連して、アフリカや、日本による援助に関連したニュースが毎日のように紙面やテレビを賑わせている。けれども、はっきりいってどれも不満だ。一面的すぎる。一面的というか、主催者である日本政府の意図に沿った報道ばかりだ。批判的であれ、肯定的であれ。

せっかくアフリカが注目されるのに、個々の国々や人々の実情に迫る報道がなされないのは残念だ。「アフリカ」というひとくくりでまとめられたり、国別の事情を解説する報道もほとんどが「貧困、内戦、援助」の話題ばかりだ。アフリカのひとびとに関する、日本人の認識というのは、全然蓄積されてゆかないのだなぁ、と思う。基本的に、アフリカの人々の日常には興味がないのね。きっと。

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