2009年6月 2日

ガボンで類人猿調査をするには? (1)予防接種

6月こそ更新頻度をあげるぞ。
というわけで、安直なネタを探してみる。

そこで、自分の情報管理もかねて、かつて先輩から教えてもらったことに、自分の経験を加味して、ガボンで類人猿調査のフィールドワークをするために必要な準備の数々を少しずつまとめてゆこうと思う。

第1回目は予防接種。ガボンに安全に渡航するには、いくつかの予防接種をうける必要がある。その種類と注意点を以下に記す。ただし、この情報の正確さについて保障はしませんので、もし参考にする人がいても、かならず医療機関や関係機関の情報にあたるようにしてくださいね。

黄熱病

黄熱病の予防接種は必須で、しかも一番最初に受けるべきだ。ガボンは入国に際して黄熱病の予防接種証明書の提示を義務づけているからだ。実際には渡航の際のビザ申請時にパスポート、発券ずみの航空券とともに提出しなくてはならない。

1回の予防接種で効果は10年間持続する。ちなみに僕は2回目の5年目だ。

たしか、黄熱病の予防接種を受けて1ヶ月間は、ほかの予防接種をうけてはいけなかったはず。また、効果が確実になるのも接種後1ヶ月だったと思う。

だから、ほかの予防接種をすますのに1ヶ月(はやくて2週間)と考えると、渡航2ヶ月以上前に接種することが望ましい。

破傷風

日本ではあまり怖がられなくなった破傷風だが、傷を負ってもすぐに医療機関にゆけないキャンプ生活では、破傷風の予防接種をしているといないとで、安心感がちがう。

3〜8週間間隔をあけて2回接種し、2回目から半年〜1年半くらいのあいだに3回目の接種をすると、10年間有効。それ以降は、1回追加接種するごとに10年有効となる。

半年以内の渡航の場合、2回接種した状態で渡航し、帰国後3回目を接種するとよい。

僕はそろそろ切れる。今度の渡航前には接種しておこうかな。

A型肝炎

食物から感染するので、感染機会は比較的高い。だから予防接種しておくほうがよい。2〜4週間間隔で2回接種し、半年後に3回目を接種すると、5年有効。

あ、切れてる。次回受けようっと。

狂犬病

昔は生ワクチンで、予防接種による事故がけっこうあったそうだ。今は大丈夫らしいが、僕は受けていない。受けなくちゃ。狂犬病の犬に噛まれたらかならず死ぬので。

4週間隔で2回、半年後に1回で1、2年有効だって。短かいのね。
しかも、噛まれたら追加接種しなくちゃいけないらしい。

B型肝炎

性感染か院内感染が主たる感染ルートで、院内感染の確率は近年下っているので、海外でおイタをしない人は、別に接種しなくてもよいといえる。僕は接種していない。

昔、サッカーのワールドユース大会が西アフリカで開催されたことがある。小野とかの「黄金世代」が準優勝したやつ。

覚えている人もいるかもしれないが、そのとき、代表メンバーに選出された選手の何人かが、「サッカー協会の指定した予防接種」を受けていなかったが、当時のトルシエ監督が、そんな予防接種は不要、と言って強引に選んで協会ともめたことがある。

それが、B型肝炎だ。いまさらながら、トルシエに一票。


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