調査地のGISデータベース構築に挑戦(7) SRTMデータをGRASSデータベースにとりこむ
前回のETM+データに続き、今回は第4回でダウンロードしたSRTMのデータをGRASSデータベースにとりこむ。
第4回では、SRTMデータを"BIL"形式と"DTED"形式でダウンロードした。GRASS GISへの読みこみは、後者のほうがお手軽なので後者を用いる。DTEDデータは、拡張子が".dt1"のひとつのファイルである。ムカラバを含むのは"s03.dt1"である。
GRASS ロケーションの作成
前回同様、wxPythonを使ったGUIを用いてGRASSを起動する。前回"-wx"オプションつきで起動したので、~/.grass6rcにデフォルトでwxPythonを用いるよう設定されて いるはずだ。
> grass
あとの手順は、基本的に前回のETM+のとき同様だが、今回はデータファイルがひとつだけなので、ロケーションのデフォルト範囲を手動設定せず、画像ファイルのものをそのまま用いる。詳しい手順は前回を参照のこと。
衛星画像のインポート
これも手順は前回と同じだが、今回はファイルが一つだけなので、ディレクトリを選ぶのではなく、直接ファイルを指定する。GRASS内での地図名は「SRTM」とした
おまけ: 等高線データの作成
GUIメニューの「Raster」を眺めていたら、サブメニューに「Generate contour lines」という項目があった。せっかく標高データを読みこんだのだから、等高線を作ってみよう。
「Generate contour lines」をクリックするとコマンド実行画面になる。
「Required」タブ
「Optional」タブ
そして「Run」。あっけなく等高線を描くことができた。
第4回では、SRTMデータを"BIL"形式と"DTED"形式でダウンロードした。GRASS GISへの読みこみは、後者のほうがお手軽なので後者を用いる。DTEDデータは、拡張子が".dt1"のひとつのファイルである。ムカラバを含むのは"s03.dt1"である。
GRASS ロケーションの作成
前回同様、wxPythonを使ったGUIを用いてGRASSを起動する。前回"-wx"オプションつきで起動したので、~/.grass6rcにデフォルトでwxPythonを用いるよう設定されて いるはずだ。
> grass
あとの手順は、基本的に前回のETM+のとき同様だが、今回はデータファイルがひとつだけなので、ロケーションのデフォルト範囲を手動設定せず、画像ファイルのものをそのまま用いる。詳しい手順は前回を参照のこと。
衛星画像のインポート
これも手順は前回と同じだが、今回はファイルが一つだけなので、ディレクトリを選ぶのではなく、直接ファイルを指定する。GRASS内での地図名は「SRTM」とした
おまけ: 等高線データの作成
GUIメニューの「Raster」を眺めていたら、サブメニューに「Generate contour lines」という項目があった。せっかく標高データを読みこんだのだから、等高線を作ってみよう。
「Generate contour lines」をクリックするとコマンド実行画面になる。
「Required」タブ
- ソースとなる地図、この場合はSRTM@PERMANENTを選択する。
- 作成する等高線データ地図の名前を決める。ここでは、contourとした。
「Optional」タブ
- 「Maximum contour level」に、標高の上限の値を入力する。ムカラバ国立公園内の最高峰は900m程度なので、ここでは1,000mとする。
- 「Minimum contour level」に、標高の下限を入力する。ムカラバの最低レベルは50m程度なので、ここでは0mとする。
- 「Increment between contour lines」に、等高線の間隔を入力する。ここでは20mにしてみる。
そして「Run」。あっけなく等高線を描くことができた。
コメントする