2008年12月22日

教えるコツと条件

おばあちゃんが、スーパーのポイントを使って娘にローラースケートをもらってきてくれた。大喜びで練習だ。

こらえ性がないのですぐに転んで泣いてやめるかと思いきや、すいすいと上達する。2、3回やっただけなのに、それっぽく滑れるようになったし、踊ったりもする。インラインスケートって意外に簡単なんだなと思いつつ、僕のインストラクションもなかなかのものだと我ながら思った。

下をみない、とか、そういう技術的なこともあるんだけど、ステップバイステップで、立てた、しばらく静止して立てた、歩けた、一瞬でも滑れた、とその都度その都度ほめる。ただし、ほめる時は理由もちゃんと言う。今こういうことができたね、すごいね、と。できてないときには、頑張れとは言うけど、ほめ言葉はかけない。

それから、手をかさない。何があっても手をかしてやらないことで、できたときに、それが間違いなく自分の努力の成果であると、娘は実感することができる。その時のよろこびは、手伝ってもらってできた時とは比べものにならない。また、できなくて転んだときに、人のせいにすることもできない。

しかし、手をかさない、という指導法が効果的であるためには、ひとつ条件がある。それは、教わる人に、やる気があることだ。やる気のないことをやるとき、手をかさないでいると、いつまでたってもやらないので、できるようにならない。

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