2009年10月19日

[失敗→解決] PlayOnLinuxでDistance 6.0のインストール

PlayOnLinuxでOffice2003」に記したように、PlayOnLinuxによって、UbuntuにWindows用のソフトを導入する敷居がとても低くなった。

そこで試してみたのが、動物の密度調査のために開発されたDistance Programだ。JICA/JSTのプロジェクトで哺乳類相のセンサスを行うので、ぜひとも使えるようにしたいところだ。

Distanceのサイトから最新版をダウンロードして、PlayOnLinuxで手動インストールを試みる。何の問題もなくインストールは終了した。

ところがいざ起動すると、

Jet VBA file (VBAJET.dll for 16-bit versions, or VBAJET32.dll for 32-bit versions) is missing.
というエラーメッセージが表示され、起動できない。vbajetで検索すると、vbajet32.dllをダウンロードできるサイトが山のようにヒットした。そのうちの一つからダウンロードし、wineprefixのdistance→drive_c→windows→system32のなかにvbajet32.dllをコピーする。

再度起動すると、今度は

Unexpected error in Distance Database Engine.
Source: D6DbEng.ProjectSettings.Initialize
Internal Error number: 429.
Internal Error description: "ActiveX component can't create object".
というメッセージが表示され、やはり起動できなかった。


---追記---
あっけなく解決した。

このサイトによると、2度目のエラーの原因は、
Windows ScriptのVB Scriptが古いとこの現象が発生するようです。これは、Internet Explorerの最新版や、OSのサービスパックを更新したりすると新しいものに入れ替わることがあります。
だそうだ。そこで、はじめにインストールしたdistanceを削除し、今後はIE7をインストールしたwineprefixにインストールしなおしてみる。

vbajet32.dllのコピーをして起動すると、無事起動。

UbuntuでDistanceが使えるようになったのは大きい。

--- 2009/10/24追記 ---
本文中でOpenOnLinuxと間違えて表記していた...。修正。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://moukalaba.s75.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/168

コメントする