2009年10月16日

PlayOnLinuxでOffice2003

表題について、少々まわりくどいが時系列に沿って記そう。


上で紹介されていたUbuntu Tweakをインストールしたら、サードパーティのアプリケーションのリポジトリの登録がえらく簡単で便利になった。そこで、いろんなソフトを試していたのだが、そこで見つけたのがPlayOnLinuxだ。

wineのお手軽GUIで、ぐぐるとOffice2003がインストールできるらしいと言う。そこで、昔購入したOffice2003をインストールしてみることに。

PlayOnLinuxを起動し、「インストール」ボタンを押す。指示に従ってディスクを挿入すると、あっけらかんとインストールがはじまった。

ところが、何度やっても、途中で「モジュールを登録しています。」と表示されたままインストーラが先へ進んでくれない。

Office2003がインストールできると記してあるサイトを再確認すると、どれもこれも「動くらしい」とあるばかりで、自分で試した人がいないではないか。そういう何の役にもたたない情報は勘弁してくれよ、Office2003という文字列があるせいで、検索にひっかかってしまうではないか、とPCに悪態をつきながらもうちょっと頑張って情報を探すと、ようやく成功例にたどりついた。

akimino's blog;21世紀考 - フロム Economy, Ecology, OpenSource: Wineをインストール、されどMS Office 2003までは行かず・・・(ようやく成功)

どうやら、Office2003はインストールの際にWindowsにバンドルされている"はずの"IME(日本語入力メソッド)と何か対話をしながら設定をするらしく、POLで作成されたwineにはIMEが入っていないため、そこでインストールがストップしてしまうらしい。

上のサイトを参考に、「カスタムインストール」でIME関係の部分のチェックをすべて外したら、無事インストールできた。

どきどきしながら起動。あっけなく動く。ただ、日本語入力がいただけない。僕はscim-skkを使っているのだが、Wordではまったく機能しない。Excelでは入力できるが変換ウインドウが表示されない。PowerPointでは問題なく入力できた。scim-anthyにするとWordでも入力できたが、遅い。

というわけで、直接使うのにはちょっと向かない。もっとも、Office文書の作成ならLinuxネイティブのOOoがあるわけで、Office2003がほしいのは、MSOffice形式で、きちんとレイアウトされたファイルを人に送る必要があったり、逆に人から送られたMSOffice書類をOOoで開いたらレイアウトが崩れてしまった、というような場合だけだ。

そのような場合、今まではDual Bootでいちいち再起動してWindowsに切りかえるか、大学のPCを使っていた。これが実は相当めんどうくさかった。しかし、これからはUbuntuのままで「Wordで開いたらどうなるか」をチェックできる。うれしやうれしや。

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